Yokohama International Festa 2008
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NGO/NPOによる国際協力と環境パネル展

エコステーション内に環境問題に取り組むNGO/NPOからお借りした写真資料を展示します。
実際に会場にお越しいただきご覧いただければ幸いです。ここでは、このパネル展にご協力を
いただく団体からのメッセージと写真パネルをご紹介していきます。


110 関東学院大学 久保ゼミナール




『砂漠に残る緑』
撮影場所:中国内モンゴル自治区 ホルチン砂漠


日本から一番近い砂漠のホルチン砂漠は、年々その面積を広げています。 主な理由としては、人口の増大に伴う自然破壊・過放牧なども挙げられます。 また、隣の中国だから関係ないと思われがちですが、その砂は黄砂として日本にも大きな被害をもたらしています。

メッセージ

現在地球上では砂漠化が進んでいる。
砂漠化を食い止める為にも、『まず私たちが出来ることは何だろう』と考え、 行動に移すことが大事だ。 人から押し付けられるのではなく、身近なことから自ら率先して動けるようになってもらいたい。


111 (特活)エバーラスティング・ネイチャー

ストランディング

千葉県南房総市にてアカウミガメの死亡漂着。個体からたびたび人工物が出てくることがある。


人工物

千葉県館山市での調査の際、一頭のウミガメから出てきた人工物。膜状プラスチックが多く見られる。


メッセージ

関東周辺に死亡漂着したウミガメを調査した所、約8割のウミガメが人工物を食物と間違えて口にしていました。漁場で食事をしようとして釣り針ごと飲み込む場合もあります。この人工物が原因で死に至ったという例は今のところ確認されてないですが、消化不良や摂食障害・炎症になっていたと推定されるものはありました。直接の死因につながらなくても、人間の生活がウミガメに影響を与えているというのは間違いないようです。



113 中国内蒙古沙丘・草原緑化研究会


「人海戦術」
中国内蒙古自治区赤峰市翁牛特旗烏蘭敖都村(2005.4撮影)

流動沙丘での緑化作業です。この右側には村営の共同水田があります。今日はニンテオという潅木の苗木を一本一本と沙地に穴を掘って植えていきます。道具はスコップと強靭な肉体(?)だけです。広い面積を作業するには機械の手を借りたいところですが、出租(レンタルのこと)は思ったよりも経費が掛かります。そこで中国式に人海戦術の開始です。



「草方格つくり」
中国内蒙古自治区赤峰市翁牛特旗烏蘭敖都村(2006.8撮影)
 

沙の丘に広がってイネワラを使っての草方格作りです。スコップでイネワラを沙に、1m四方のマス目状に挿し込み、マスの中心にカラガナなどのマメ科牧草の種を撒きます。雨の少ない地域ですが、この時期は気まぐれな雨が降ることもあります。わずかばかりの降雨を期待して祈るばかりです。このカラガナは沙を止め、羊や牛たちの貴重な飼料となります。

メッセージ

「気がついたら15年・・・」
中国・内蒙古自治区で緑化のボランティア活動をやっているグループです。これまでに延べ500名近くのボランティアの人々と、春と夏に現地に赴いて緑化作業をやっています。「どう、緑は広がった?」と聞かれるのが一番辛いです。どうしてかと言うと、思ったように緑化のスピードは進みません。雨の恵にのみ頼る緑化だからです。でも、2008年は予想外に春先にも雨が降り、緑の濃さを実感しました。緑化は無理かも知れませんが、沙漠化のスピードを遅らせるには効果があると思います。
                       中国内蒙古沙丘・草原緑化研究会(青樹会)


115 武蔵工業大学ネパールプロジェクト

『ボクの生きる道』

場所: ネパール・カトマンズ・タメル地区
撮影者: 阿部 雄太(武蔵工業大学3年)

ネパールの首都カトマンズのとある通り。ここには多くのストリートチルドレンと呼ばれる子供たちがいた。
ここは彼らにとって生活の場であり、働く場でもある。いつものようにここで起きて、ここで食べ、ここで集まり、ここでごみを拾い、ここで寝る。そしていつものようにここで言う。
生きるために。
“Please one dollar. Please photo money”
これが彼の日常。

メッセージ

この子達にとっての日常は、自分たちの日常と変わりなく続いていきます。これが大きく変わることはほとんどないでしょう。
自分にはボランティア精神とか、特別なものはないです。ごく普通の大学生で、えらそうなことも言えません。だけど、ネパールでこの子達と会話して思ったことがひとつあります。
全部に共感できなくてもいい。ただ、少しでも共感できる部分があったら、そこを思いっきり共感して膨らませられることが大切なのかもしれません。想像力。相手のことを想えるのは、相手のいろんな事を想像できるから。
この写真で一秒でも何か想ってくれたらうれしいです。


『小さな希望』
場所:ネパール・カトマンズ・ゴミ集積所
撮影者: 吉田 翔(武蔵工業大学4年)


何か作業をしてるのかな?それとも作業中の両親を待ってるのかな?ゴミ山の中に一人、ぽつーん。と座る少女。あたりは鼻を突くひどい臭いでおおわれている。ゴミの臭いと量に圧倒されている私をよそに、ちょっと、こっち見ないでよ?どうしたの?

メッセージ

ゴミ山でゴミを拾い、生活している人々をスカベンジャーと呼ぶ。このようなゴミ山はスモーキーマウンテン(ひどい臭いがするので)と呼ばれ、ネパールをはじめ、フィリピン、カンボジアを始めとするアジアの開発途上国に多く見られる。スカベンジャーはゴミ山から鉄やアルミ、ペットボトルなどを拾い、ジャンクショップで売り、生計を立てて暮らしている。スカベンジャーはマスクや手袋などの十分な装備をしていない。ゴミの中には有害な物質や不衛生なゴミが含まれているので健康被害が心配される。



116 (特活)サヘルの森

『安全な水を確保するために井戸底の掃除と砂上げ』
場所: マリ共和国トンブクトゥ州トラリ村

年間降水量が200mm以下のこの地域では、深さ20mの井戸を掘って人間や家畜の生活用水を確保している。井戸さらいをしていない井戸は、底から砂が出て水の溜まる部分が浅くなり、水が汲みにくくなる。また、ゴミや泥が溜まり、安全とはいえない水質となる。下痢や感染症を引き起こす原因にもなる。人を井戸の中に吊りおろして作業するが、全て人力であり、滑車や支柱も手作りである。
 

『集中豪雨で拡大する浸食地』
場所:マリ共和国クリコロ州ノーソンブグー

植物は地表面の安定化を図り、浸食防止に役立っている。薪炭や生活資材としての需要拡大などで、草木が失われると、雨の少ないこの地域では回復しにくい。回復しても家畜の放牧で食われてしまう。回数の少ない雨であるが、雷雨のように降るので、表流水が集中すると、浸食という問題が現れる。被害が小さいうちの浸食対策が重要であるが、行政は資金不足であり、住民は日々の生活に追われて、それらに目を向けるひまがない。

メッセージ

環境問題について来場者へのメッセージ(200文字以内)
  地球という星で、人間活動のエネルギ−が大きくなってバランスが崩れ、地球の温暖化、集中豪雨、砂漠化などの問題が現れているように思います。半砂漠地帯で大雨が降って、日干しレンガの家が崩れるような被害が出たり、定期的に雨が降っていた場所なのに、干ばつで農業や家畜の放牧ができなくなっていたりします。一人ひとりの省エネ、節約、循環などの小さな取り組みで、バランスの良い環境が作られることを期待しています。



128 (特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター)



『国際ワークキャンプ@モザンビーク植林
撮影場所:モザンビーク Praia do Bilene


『国際ワークキャンプ@白神ブナ林の保全』
撮影場所:青森県鯵ヶ沢町

NICEでは、日本国内からアフリカまで、世界100カ国以上で、環境保全などに取り組むワークキャンプの場を提供しています。今回は、ある大学生が体験した環境国際ボランティアの活動写真をご紹介。アフリカ、モザンビークでは自治体と協力し、植林活動や若者の環境教育を。日本では世界遺産に指定された白神山地で、ブナ林の保全活動を。地域の課題に、世界中のボランティアと真剣に取り組んでいる姿をご覧ください。

メッセージ

地球規模の問題であり、現在世界中で最も注目されている環境問題。
世界中から集まるボランティアと一緒に、昼は実際に環境保全活動に取り組み、夜は世界中のボランティアや地域住民と環境問題について議論する、ワークキャンプ。自分が動くことで、世界が動く姿を一緒に感じましょう◎
あなたにもできる活動が、きっとあります。あなたの一歩が、世界を動かします。



203 (特活)エーピーエスディ



『バランスを欠いた商業伐採や焼き畑による熱帯雨林の消失』
撮影場所:ソロモン諸島、ガダルカナル島

南大洋州にあるソロモン諸島では伝統的な焼き畑農法を行ってきました。しかし、近年の急激な人口増加の影響による焼き畑の拡大や商業伐採によって、伝統的なライフスタイルが崩壊しつつあります。この写真はそうしたバランスを欠いた焼き畑や商業伐採によって熱帯雨林が失われつつある状況を撮った写真です。
  写真に広がっている緑が薄くなっている部分は、熱帯雨林が伐採されてしまっている場所です。


熱帯雨林の資源を活かす養蜂』
 撮影場所:ソロモン諸島、マライタ島

 

この写真は熱帯雨林から採れた蜂蜜を現地のソロモン人の方が採取している写真です。熱帯雨林の豊かな恵みから採れる蜂蜜には、なんと4000種以上ともいわれる花の蜜が入っていると言われています。熱帯雨林の豊富な資源を活かす養蜂は、問題となっている熱帯雨林の伐採を抑えることと同時に、商品化され経済活動を促すことにもつながっています。



208 タンザニア・ポレポレクラブ


『キリマンジャロ山とその森』
タンザニア、北部、キリマンジャロ山


『森を失ったキリマンジャロ山の尾根』
タンザニア、北部、キリマンジャロ山


 メッセージ

ほぼ赤道直下にありながら、山頂に万年の氷雪を抱くことで知られるアフリカの最高峰キリマンジャロ山。そのキリマンジャロ山でも、この1世紀の間に大幅な森林減少が進んでいます。森林の減少は雨量の減少、泉の枯渇、作物の生産性低下等を招き、そこに暮らす人々の生活を脅かしています。一方、失われた森を取り戻そうと立ち上がった村人達もいます。彼らは20年以上も、キリマンジャロ山で地道な植林活動に取り組んでいます。



215
青年海外協力隊神奈川県OB会

「沈黙の林」 上:森林外観 
撮影場所:日本、神奈川県足柄上郡松田町


 「沈黙の林」 森林の中
撮影場所:日本、神奈川県足柄上郡松田町

神奈川県足柄にあるやどりき水源林は、元は近隣住民の共有地であったが民間業者に買い取られ、スギやヒノキの人工林となり、その後県が購入し、今は森林・再生事業の対象地域となっている。外観は緑深い豊かな森林のように見えるが、林内は下草が少なく雨水による侵食で根がむき出しになっている部分も見られ、生物の多様性も低く、森林が本来有している水源かん養機能や土砂流出防止機能がここではうまく発揮されていない。


 メッセージ
私たちは"森林"というとき、どんなイメージを持っているのでしょうか?植林をして緑が増え、衛星写真の中で緑色の部分が増えればいいのでしょうか?
私たち生物にとって森林がいかに重要な役割を果たしているか、表面的なことではなくその本質を私たちはもっと知る必要があるのではないでしょうか。まずは身近にある森林へと少し足を延ばして森林を見てみましょう!少しずつでもいいから"知る"ことを始めませんか?



216
ワンワールド・ワンピープル協会

『コロンボのごみ山』
撮影場所:スリランカ コロンボ

コロンボで最大のごみ山。周辺は異臭が漂っている。近辺に家があり、ごみ山に近くほど造りがひどく、家の前の土はヘドロでぬかるんでいる。ビニールなどを拾う子供達の姿もみられた。ここへはコロンボ中のごみが集められるが、その後の処理は何もされず、溜まっていく一方。これらのごみを処理する技術や施設を建設・維持する資金がないこと言う。

メッセージ

これらを見てどう感じられるでしょうか?スリランカはゴミ問題に対する意識がとても低いです。家の中でごみ箱をほとんど見かけません。何でもポイと外に捨てます。かつてはごみといってもバナナの皮や野菜など土に返るものばかりでしたが、プラスティック容器に入った津波の支援物資など、海外から入ってきた土に返らないものまで捨ててしまうので、ごみが街にあふれていくのです。



 タイトル:全ては人間へ
撮影場所:・スリランカ、チラウ市

焼却施設やリサイクル施設がないために、ごみは全てそのまま埋め立てられていました。中にはカミソリのような危険物も混じっていましたが、周囲には小さい子供を抱えた家族が住んでいました。このごみの多くは、都市部から運び込まれたもの。近隣に住むある男性は「都市の人は、自分の前からごみが無くなればそれでいいんだ」と話していました。ごみによる地下水汚染、健康への影響が懸念されていました。

メッセージ

ごみ問題は、スリランカのみならず日本を含め、どこの国でも抱えている問題です。国によってその状況は違いますが、私たちも無関係ではありません。私たちの出すごみがどこへ行き、どのように処理されるのか、何も知らないことにスリランカへ行って気付かされ、ごみの影響は結局人間のところに戻ってくることを実感しました。外国へ目を向ける前に、まず日本から、私たちの生活から考える必要があるのではないかと思います。


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